家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

「子どものために離婚しない」は無意味。では、意味のあることに変えるには?

家族の座やコンステレーションについて、詳しく知りたい方に、リアルな現場の声をお伝えします。

家族の座コーディネーターのりんりんです。  

 

 

 

今日も、ファミリーコンステレーション

代理人をするなかで、「ああ・・」と思ったお話から。

 

 

 

前回の「ああ・・・」というお話はこちらから

お母さんが泣けないから、私も泣けない

 

 

さて。

親として、夫として「いてやってる」から、いいだろう!

 

レーニングで開いたコンステレーションの中で、

私がお父さんの代理人として立っていたときのこと。

 

 

座の動きの中で、お父さん(の代理人の私)から

こんな言葉が飛び出しました。

お父さん(の代理人):

いてやってるんだからいいだろう。
お前のためにいてやっているんだから、
文句言うなよ

 

え?どの口が?

まさにこの口が!!!って感じなんですけど。

 

 

お父さん(の代理人)は場に立ったときから

「何かを探していた」。そんな感じでした。

 

 

体は「ここ」にあるんですが、

気持ちは「ここ」にない。

家族にどうしても興味がない。

 

 

それが、このお父さんの持つエネルギーとして現れていました。

 

 

 

で。それをむすめ(の代理人)から責められて、

口をついて出た言葉でした。

でも、言っている本人にはあまり実感が無いのです。

 

 

 

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反応して言い返しているけど、ちょっとそれはどうでもいい感じ

 

 

 

責められていると感じて、そこから逃げたい気持ちで

反応的に言い返す。

だけどそれは、行動=出来事でしかなくて、

「もういっぱいいっぱいなんだよ」という感じが

体感としてありました。

 

 

 

うち、良い家族だったんです。外から見ても、実際も

座を開いた方は、これを見ていいました。

 

==

うち、良い家族だったんです。

べつにケンカがあるとかギスギスしているわけでもない。

外から見ても「いいご家族ね」と言われる家族でした。

 

なんだろう

==

 

 

なんだろう?って思いますよね。

 

 

家族の座(ファミリーコンステレーション)は、

何かの課題と原因探しをするものではありません。

家族にあったエネルギーをそのまま見せてくれるものです。

 

 

 

ただ、見えてきたのは、

この座を開いた方が今、なんとなく

実家の母と話すがいやだな。億劫だな

ほっておいてほしいな。

ときどきいらだちを感じるな。

という些細な引っ掛かりの根っこが

ここから始まっていそうだよ。ということでした。

 

 

 

誰がどうだから、いい悪い。ではなくて

トレーニーとして見えたものは

父は何かにとらわれていて、

体はそこにあるけれど気持ちはそこにはない。

なにか抜け殻みたいな感じがする。

 

 

 

そして、ここからが大事です。

 

その「お父さんがいない感」は

家族全員が感じていて、そこに傷ついている。

 

この座では、そこからくるいろんなジクジクした感じがあるんだな。

という感じでした。

 

 

 

(あ、念の為言うと受け取る家族の感じはその時その時で変わります

 この日の話から出てきたものはそういうものだったってだけですよ)

 

 

 

 

 

家族のカタチを保っていたとしても、マイナスはマイナス。

で。

 

 

この、家族の誰かがここにいない感じ

気持ちをどこかに持っていかれている感じ。

わかりやすくいうと、家の中では上の空。

みたいなことってよくありますよね。

 

 

もしかして、

浮気していても、そうかも知れない。

(家に帰ってきても、考えているのは浮気相手のこと)

 

 

仕事のことばっかり考える人でも、そうかも知れない。

(家に帰ってきても、考えているのは仕事のこと)

 

 

実家の親のことの方が大事に思っている人でも、そうかも知れない。

(結婚して新しい家族を持ったとしても、一番は実家のこと)

 

 

離婚はしないけれど、毎日、くさくさと

時がすぎることを考えていても、そうかも知れない。

旦那さんのことはATMみたいに思っている)

 

 

要は原因は、何でもいいんですけど

(本当になんでもいいんですよ。)

 

要は、今ここで、

目の前の家族の前にしっかりいない人がいる。

 

 

それは、

家族にとっても大きな影響を与えるよ。

ってことなんです。

 

 

 

 

子どものために離婚しない。それ、あんまり意味ないよ!

 

私は、幼児期のご家庭と子どもの教育者でもあります。

日々、育児相談を受ける中で、よく聞く言葉があります。

 

 

「夫とは、離婚したいけれど

子どものことを考えるとできない」

 

 

これは、どんな気まずい夫婦であれ、

頭数として、父と母と子どもがそろっている

そんな家族のカタチが大事だよね。

 

ということをいいます。

 

 

体という形あるものとして父母がいて、まあ普通に話もする。

本当は離婚したいと思っているけれど。

 

という状態のとき、

子どもたちはその「離婚したいと思っている」ことを

引き起こしている夫婦関係の

【エネルギーバランス】を受け取っています。

 

 

 

 

だから、本当は「形と上辺を繕った」家族を続けるんじゃなくて

「離婚したいと思っている、私(父と母)」に

「離婚したいと思っている、私達家族」に

何が起きていて、それはどこから来るのか

 

 

それをまず見て、考えること

がおすすめです。

 

 

 

 

 

お父さんの代理人だった私が、

体として反応するかのように言い争いをするけれど

ココロは別なことを感じている。

その別なことを持っている私。を見ていくように

 

まず、そこから始まっていくものがあります。

 

 

 

たとえば、この日の座はこのあと

「別なこと」を見ていく方に進んでいきました。

ここまで書いた、「お父さんいない感じがする」

【私はそこに苛立っている】ってことが見えたからからこそ、

次の話が見えてきます。

 

 

 

丁寧にステップを踏んで進んでいく。

悪者探しじゃなくて、起きていることを観る。

 

そこからえられるもの。このお話の続きはまた別な日に^^

 

 

 

今日は離婚したいけどしない。で終わらないでね。

というお話でした。

 

 

 

 

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