家族の座ファシリテーター Urja(ウルジャ)です。
今日は、家族のもつれって、いつどうやって?
のお話。
家族のもつれ、と言われると
なんだかいや〜な気持ちがするかもしれないけれど
あなたの中のもつれが起きるとき。
です。
もつれとは、
認知の勘違いというか
あなたは本当はトラかもしれないのに
羊だと思って生きている原因みたいなもの。
でもあります。
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それは、本当はあるものを
なかったことにしたとき。
たとえば、いわゆる【お家(イエ)の恥】
恥になる人、出来事があったとき
イラストは人にしていますが
自殺とか、殺人とか、事故死とか
世間体が悪いことも含まれます。
家族の中だと、小さいとき(20歳未満)で
両親が亡くなったとかも含まれていきます。
あるいはこんなとき
夫婦が夫婦として機能していないとき。
いつも。ではなくて
たとえば流産したときに、
悲しい気持ちを、がっかり感を
パートナーと共有できなかったり
第三者があれこれ言ってくるのを
パートナーが、知らんぷりしたりとか。
要は男と女として、
あるいは夫婦として、
お互いがしっかり補完できて
共に並び立っていないとき。
どちらかがどちらかに依存している。とかも
含まれてきます。
これだけではないですが
いわゆる「なかったことにしている」
「なかったことにせざるおえなかった」
ということに端を発する。
と言ったらイメージがつくでしょうか?
で。そんなことが起きたとき。
一体どうもつれて行くのか?
子どもは、「そのなかったことにされている」
人やものを補おうとします。
こんなふうに。
たとえばあなたは本当はトラなのに、
なかったことになっている人が
羊だったら
羊になろうとします。
羊として振る舞って、
かけている部分を補おうとする。
あるいは、
お母さんが流産して、
本当はいろんなことをパートナーと分かち合いたいのに
パートナーが向き合ってくれなかったりする。
すると、どうしようもない
やるせなさがありますよね。
そのぽっかり感を
子どもであるあなたが埋めようとする。
こんなふうに。
本来お母さんが持っているものを
代わりに抱えたりします。
この場合は、小さな子どもには
トゥーマッチ(too much)。
です。
このもつれは、最初はあなたのもつれです。
でも、その、「もつれを抱えたあなた」が
親になったとき、
あなたの子どもは、
「あなたのもつれをなんとかしよう」
とする子どもになります。
あなたがそうだったように。
その子どもの子どももおんなじです。
もつれが次のもつれをうむ。
だんだんそれが絡み合っていきます。
あなたはあなたの先祖のもつれを抱えた一人の人です。
子どもも、代々続くもつれを受け取る一人です。
どこからもつれを解くか?
と言ったら、
まずは自分から。というのは
なんとなくエコノミーな感じがしませんか?
家族の座、ファミリーコンステレーションは、
そのもつれをほどいていくワークです。
ではでは。