家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

夫と思えない男ですが、家にいると便利。それではダメですか?

です家族の座やファミリーコンステレーションについて、詳しく知りたい方に、リアルな現場の声をお伝えします。

 

家族の座コーディネーターのりんりんです。   

 

 

家族の誰かが、他に気を取られていることがあると

ここにいない感がある。

それは、家族の他の人も知っていて影響を受けるよ。という話に

MMさんからお便りをいただきました。

 

 

お便りを頂いた記事はこちら

「子どものために離婚しない」は無意味。では、意味のあることに変えるには?

 

 

 

 

夫と思えなくても、いると便利。それはダメなの?

 

件名:それでもダメですか?

 

 

ブログを拝見して、ちょっとドッキリしたのと
そうは言ってもという思いがあってメールをしました。

今、うちの家族は、
夫婦としては離婚しようという話のまま止まっていて、一緒に暮らしている。形だけは夫婦とオヤコの家族です。


この状態になって久しいですが、
なれてみると、
夫とは思えない人であっても
子どもを思うと、いると便利です。


私も働いているので、経済的には
離婚してもやっていける。

でも、夫が一緒に暮らしていると
なにかがあったときには、育児をバトンタッチできる。
何かあったときには経済的にも安心です。


すっぱり離婚しようかと思った時もありましたが
夫が応じないということもあり
今の形に落ち着いています。

まあ、普通に話もできますしね。


それでも、ダメなんでしょうか?

(MMさん)
 
 
MMさん、ありがとうございます。
 
 
 
ダメですか?て言われると、
どっちでもいいんじゃない?
というのがお答えになるのですが、
それでは、ずっこけた気持ちになるかもしれませんね。
 
 
 
でもね、人と人の関係って
いい悪いの二元論でないと私は思っています。
 
どちらかというと、選択の問題。
そして何を選ぶかは、
私が決めることではないと思うので、
どっちでもいいんじゃない。というのが
直接的なお答えになります。
 
 
 
何を選ぶの?は
ご自身の暮らしの中で、ご自身が決めること。
暮らしという代わりに、人生と言ってもいいかもしれないです。
 
 
 
もっと正確に言うならば
何を選んでいるのか、自覚的にいるってこと
だとも思います。
 
 

 

夫婦はいい悪いの二元論で語れない

 

 
たとえば今、頂いたご夫婦のお話で行くと
こんな2つの「選んでいる」がありそうです。
 
 
1:パートナーシップにこだわる選択
 
残念だな。「パートナー関係」が思う形じゃなかったな。
でも、私はパートナーとの関係をこうしたいな。
って、離婚するとか、今の夫婦でいるにしても
関係改善を図るための何かをする
いうことを大事にしていく
 
 
 
2:他の目的のために一緒にいる
 
まあ、望むようなパートナー関係じゃないけれど
便利だしな。人を雇うとお金かかるし
パートナーとしては失敗だけど
生活の条件の中では悪くない。
だから、別にこのまま満たされていないことも良しとする。
 
 
 
というのがあるとしたら、
MMさんは2を選んでいるってことです。
 
 
パートナー関係じゃないことを、大事にしている。
(というのを選んでいる)ってことです。
男と女としての夫婦関係ではなく
家事ー育児をするための便利さを優先している。ということ。
 
 
ただ、家族の座の視点としては
生活がどう切り回されるのかではなく
そこにある人間関係に流れているエネルギーの質感を
見ていくことになります。
 
 
 
だから、夫婦= パートナー関係とは、
暮らしを回すのに便利なものだ。というのを

MMさんのお子さんは2の視点から受け取っているかもよ。

というお話になります。

 

 
 
ちょっとチクっとする話かもしれないですが
それを夫婦という男女間の在り方だと思っている可能性がある。
ということです。
 
 
 
 
そこにはいい悪いがあるわけではなくて、
夫婦関係、親子関係、いろいろな家族の関係において
家族のエネルギー=そこにあるものを
子どもが受け取ってしまう。
 
 
 
だから、もしご自身が、なんだかパートナーとの関係が
望むものではない。というとき、
気になるなら、違う角度から見たらいいよということでもあります。
 
 
 

 

そして、今パートナーシップというよりは、

生活を維持するための便利さを支え合う関係になっている。

それでも形は夫婦なんですというとき

それがいいか悪いか?というより、

望むものかどうか

それをご自分に聞いてみたらいいと思います。

 

 

 

そして、望んでいてものではなくて、

そして仕方がないという思いがあるものだったとしても、

それがダメなのではなくて

望まないけれど、選んでこうしている。ってことに

自覚的であることが大事なんだと思います。

 

 

本当に嫌だったら、

できることはたくさんあります。

 

 

 

 

どうか、いい悪いじゃないところから、

一度考えてみてください。

 

 

 

もし、そこに、何らかの蓋をしているような思いがあったり

忸怩たる気持ちがあるのであれば、

家族の座の視点としては

「今どんなエネルギーが家族の中にあるのか?」

 

あるものを観るお手伝いができると思います。

 

 

 

 

そして、こういうお話は結構あると思うので、

またご紹介してみますね。

 

言えることは、

パートナーシップが残念!!ってときに

残念。ってところを大事にしてみる。

そこから見えることもありますよ。というお話でした。

 

 

 

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