家族の座コーディネーターのりんりんです。
今日は、家族のエネルギーって何よってお話。
前回の記事MMさんのお便りを見ていても感じたのですが、
実際にわたしたちが毎日の生活の中で
見たり聞いたりしているところや
私、あるいはわたしたちはこういう関係だ。
というのと
このブログで紹介している、家族のエネルギーの話は
ちょっと違います。
じゃあ、その違いはどんな？
というと、聞き慣れないし、見えるものでもないので
少しわかりにくいかもしれないです。
なんとなくつかめたような
わからないような。になるような気がしたので
あらためて、エネルギーって何よ？を
お話ししてみたいと思います。
【関連記事】
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エネルギーって何よ？
たとえば、私は幼児教育の仕事の中で
ご夫婦とお話をするときがあります。
夫婦仲がうまく行かないので。という方もいますが、
お受験など、家族を作ることがとても要になってくるときも行います。
で。
初めてお会いしたときにですね、
夫婦仲ってだいたい分かるんですよ。
仲のいいご夫婦と悪いご夫婦。
話せているご夫婦と、話せないご夫婦。
あるいはお二人の力関係などなど。
私立の小学校の先生方に、お受験の面接のお話を聞いていても
やっぱり、面接でもわかるそうです。
そういう、見えていないけれど、隠していても伝わるもの。
それはわたしたち一人ひとりから醸し出されているし
２人以上人が集まれば、そこに何らかの関わり方の雰囲気があります。
それがエネルギーなんだと思ってみてください。
エネルギーというのが怪しく聞こえるのであれば
関係性の雰囲気とも言えるかもしれないです。
そういう、見えない部分も
人はキャッチして人を見ている。
夫婦の関係性のエネルギー３タイプ
さて。
今回このお話しをするにあたり
夫婦関係ってのを図化（？）してみました。
ふだんの目に見える関係でも同じことはありそうですが、
ここでのポイントは、
無意識下で起きているんだよ。ってところ。
パターン１：夫婦がお互いを思うスペースがある
お互いがお互いを思っていて、
相手のためのスペースが自分の中にある。
一人の男と女として、お互いを見ている感覚がある。
（そして、関係に満たされた感がある）
一人の男と一人の女として向き合えている
パターン２：どっちかが他に気を取られている
どちらかが、無意識下でなにかに気を取られていることがある。
そのために、もうひとりの人は
相手がここにいない
自分を見てくれていない
自分のためのスペースを作ってくれていない感じがある
一人の男と女として、満たされていない感じがする。
（満たされていない感がある）
パターン３：相手のことを思うスペースがどちらにもない
極端な例は、けんけんした感じに近いと思うのですが
相手に対して、どちらかというとネガティブな感情しかない。
一緒にいても満たされない。
大事なことは、満たされているかどうか
どんな形でもいいんですが、
満たされているかどうか。
そこが大事なところ。
１以外は、満たされていないというのは一緒で
あげた２つの形が鉄板というより、
関係性なので、いろいろなパターンがあると思います。
だから、パターンがどうだからどうこうってのは、あまり意味がない。
１００人いたら１００通り。
繰り返しになりますが、ポイントは
自分が満たされているかどうか。
たとえば、
相手に自分の感情を向けているけれども
マイナスの感情なのが３です。
２と３は混じってくると思います。
あるいは
ネガティブな感情を持っているのは一方だけで
もうひとりの方は、そうじゃない場合もあるかもしれません。
たとえば
ホントは、キライなのに結婚しちゃった。とか
ホントは、男性が苦手なんだけど、結婚しちゃったとか。
でも、相手は私のことを愛しているよな。。みたいな感じを
根っこに持っていると、
自分はマイナスを向けているけど、相手はプラス。
あとは２の状態が続くと、
見てもらえない方のパートナーは
３になるかもしれないですよね。
人間関係は変化していくものです。
逆を言うと、２や３だったのを
１に変えていくことだって可能性が出てきます。
行動＝見えているのと違う場合もある
たとえば、
「子どものために離婚しない」は無意味。では、意味のあることに変えるには？
では、傍から見たら良い家族だったわけです。
でも、お父さん的には、２だった。
で、家族は満たされていない。
では、
奥さんがキライだったとしても
旦那さんは、奥さんが好きかもしれない。
すると、３のネガティブを向けているのが
どちらかだけかもしれない。
あるいは、奥さんの方も、本当はいい夫婦になりたい。
好きなんだけれど、望む形で得られない。
（満たされていない）
だから満たされないことの表現方法として
日々喧嘩しているだけで、
実はこころのなかではお互い思い合っている。
「満たしてほしいと思っている」
なんて場合もありますよね。
だから、日々の出来事や行動がどうこうというよりは
もう少し少し深いところで、なにがあるのか？がカギ。
満たされていないな。と思ったときに
お互いにスペースがあると感じられないものが
無意識のどこかにある。
家族の座では、その無意識に何があるのか？
原因の根っこにあるものを見ていきます。
満たしてくれない相手が悪いのではなくて、
何が起きているのか？
自分はそれをどううけとっているのか。
そこが大事です。
１００人いれば１００通り。
本当にいろいろなんですけど、
１の状態じゃない限り、満たされていない。っていうのがポイントです。
そして、この関係を子どもたちは見ています。
っていうのが、形だけ夫婦でもムダですよ。
というお話につながるのでした。
でも、
もう一つ大事なお話しをすると
私が見てきている限りで行って
１の状態でとってもHAPPYって家族はまずない。
だから、家族を見るってこわいかもしれないけれど
幸せになりたい。って思っているとき
あれこれ理由をつけて「仕方ない」と思うより
「幸せになりたい。のに満たされていない。何が起きている？」
ってところに立ってみたらいいと思います。
幸せになりたい。
人はいつだってそう思っていると思うのです。
