家族の座コーディネーターのりんりんです。
コンステレーションの場に立つなかで、
ああ。と思うことはたくさんあります。
この、「ああ」というのは
ああ、家族ってこんなにつながっているんだな。とか
ああ、愛っていろんな形を取るんだな。なんていう、
ちょっといい感じのオチをつけたいああ。もあるし
ため息をつきそうな「ああ」もある。
ああ。。。。（私にもあるなそれ）みたいなああ、もあります。
どんな「ああ。」も、心のどこかにふれていく「ああ」です。
今日は、その中からおひとつ。
お母さんが泣けないから、わたしたちも泣けない！
こんなやり取りがありました。
あるものを【ある】と受け止める
これを、お母さんのせいで泣けない。
だから私も我慢しているんだよ、と
子どもが言っているとみると
お母さんを子どもが責めている。
と感じるかもしれません。
すると
じゃあ、お母さんが泣いたら、子どもも救われる
じゃあ、私泣けばいいのね。
なのか
だってお母さん、泣けないもん。
泣くのがこわい、
泣いたらここにいられない、
泣いたって何も変わらないetc.
日常の、問題解決思考の私達はいろんなことを
思うと思います。
でも、大事なのはこっちです。
「泣きたい気持ちがある」ということ。
あるものを、あるとして受け止める。
言い訳も解釈もなしに受け止める。
受け止めると、そこから見えてくるものがあります。
子どもは、本当に親とつながっている
そして、もう一つ見てほしいのは
お母さんが泣けない気持ちを、
子どもも一緒に抱えているんだということ。
この座では、この言葉を子どもが言ったときに
他の子どもの代理人も、頷いたように私には見えました。
このお母さんは頑張り屋さんで、
嫌なことも文句を言わずにのみこみながら
子育てをしてきて、
家族を作ってきて
妻と母として生きてきた。
それは、多くの家庭だってそうなんだと思います。
でもね、、それを「あたりまえ」として見ないで
ふわっとでいいので、こんなふうに思ってください。
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お母さんが言っても言わなくても、
子どもはお母さんの泣けない気持ちを知っていて
そして、いっしょに「泣けない」を抱えて生きているってこと。
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わたしたちはつい、生まれたての赤ちゃんや小さい子を思うと
子どもは子どもで、自由に生きていると思うかもしれないですが
大人になるんですよね。子どもも。
だんだん大人になる。
そのだんだんの過程で「泣けなくなった」。
だけど、それは、その子そのものではなくて
お母さんから影響を受けているものだったりする。
繰り返しますが、
それはお母さんが悪いんじゃなくて
そういうもの。家族ってそういうもの。
そうやってふわっと受け止めはじめたとき
なんだかみんなで我慢してきた家族の、
我慢の根っこがちょっとづつほぐれていきます。
どうほぐれるかは、また別なときに＾＾
