家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

大人なんだから、親なんだから〇〇すべきでしょ!と言いたくなるとき

家族の座 ファミリーコンステレーションの現場からリアルなお話しをお届け

家族の座コーディネーターのりんりんです。

 

 

自分の幼少期を振り返ったとき

ニュースになるDVのようには

問題が表面化していてもしていなくても

 

「事実として」

家族の中で一方的に暴力を振るったり

暴力的な発言をする大人がいた。

自分は我慢するしかなかった。

というときのつづき。

 

前回のお話はこちらから

あなたが我慢しなさい。暴力が介在する家族の力関係

 

 

 

今日は、大人になってあらためて

「ちょっとそれはなかったんじゃない?」

と言いたくなった「大人の私」のお話です。

 

 

 

封印していた気持ちをほどいてみて気づくこと

 

 幼少期を振り返ったとき、

あらためてこんなことを言いたくなることはないですか?

 

お父さん(お母さん)、

もっと大事にしてほしかったよ。

 

 

大事にしてほしい、は

〇〇は嫌だったよ。とか

どうして〇〇してくれなかったの。とか

なんてひどい人だったんだ。とか

ネガティブな気持ちで出てくるかもしれません。

 

 

あるいは。

本当は、怖かったね。ってHUGして欲しかったとか

大丈夫だよ。と言って欲しかったとか

そばにいて欲しかったとか。

こうして欲しかったな、という気持ち。

 

 

どちらでもいいのですが

あらためて言いたくなることがある。

 

 

 

小さい時に持った、怖かった気持ちに

大人になっても怖いまま持っていたりすると

「ちょっとどうなの」って思うことすらないんです。

 

 

何かしようとすると怖いって形で出てきます。

人前に出るのがこわい

意見を言うのがこわい

断られるのがこわい/断るのがこわい

目立つのがこわい

みたいに。

 

あるいは、子育て中の方だと、

子どもといると、なんだかとっても不安になる。とか

 

 

だから、嫌だったよ。と言う気持ちに気づくことは

まずは一つのステップが進んだ。

と言うことだと祝福してくださいね。

 

 

 

 

今の親にぶつけることは、果たして解決なのか?

で。

 

心の探究をされている方だと

これを実際に親に向かっていうという方がいます。

 

 

そして、言ってみて、

 

言ってみたけど、望む対応はされなかった。

あるいは、言ってみたものの、満たされなかった。

言おうとチャレンジした思ったけど、

やっぱりこわくて言えなかった。

言ってみたけど、悲しくなった。

 

いろんな結果があると思います。

 

 

そして、言えたことの達成感はあっても

しばらくすると何か満たされないものを感じて

また、繰り返し親に言ってみたり

他のセラピーを受けてみたりという方も多いように思います。

 

 

 

 

ちいさい頃、満たされなかった環境下にいたこと

Kさんで見るなら

これ↓

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と満たしたかったこと。

 

お母さんに助けて欲しかったことや

お父さんに優しくして欲しかった。

あるいは、自分にも思いがある事をわかって欲しかったこと

 

 

それはあなたの思いであるとともに

あなたの小さかった頃のものです。

 

 

そして時間は誰にでも平等に流れています。

 

 

 

すると、実は、今の親にぶつけてみることは

必ずしも解決にはならないことがあります。

 

 

 

ひとつ時間を進めてみる。

で。

 

多くの気持ちを扱うワークで

親に言いたかったことを言いましょう。

と言われることは多いです。

 

 

それはプロセスの1つとして大事ですが

【言いましょう】というとき、

すでに年老いた親にいうのはちょっと違う。

 

 

言いたいとか、いうことが確実にスッキリしたいなら

言ってダメというつもりはないですが

 

今の親に向かって「あのとき、あなたは」とか

あなたのせいで。と言って

本当にスッキリするかというと

しないことが多い気がします。

 

 

くり返しになりますが、その言いたかったことは、

小さかった頃のあなたが言いたいこと。

 

 

リトルミーと言ったりインナーチャイルドと言われるものとして

あなたの中に残っているもの

そして当時に言いたかったことであって、

 

それを今言うことは、

あなたにとっては大事だけれど

今生きている人に向けていうことは あまり大事じゃない。

 

 

大事なのは、 あなたの中に言いたいことがあったんだよ。

ということです。

 

 

 

 

今のあなたと、ちいさい時のあなたは一緒のようで、一緒じゃない

で。

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あなたの中にあるものと、今のあなたは一緒のようで一緒じゃない

 

 

この写真ほど、穏やかではないかもしれないけれど

古いアルバムを見ている自分がいて、

でも、そのアルバムの写真は色褪せていなくて

そして今の自分が、

今のことのように反応している

 

そんなことが起きています。

 

 

 

 

たくさんのカウンセリングやセラピーを受けている方

「それは辛かったですね」って言われて

いっとき満たされた気持ちになるけれど

またむくむくと嫌な気持ちが湧き上がる。

 

痛い思いを出して出して出して、

出してきていて、「前よりは」楽になったけれど

まだ何か足りない。

 

そう思うとき、それはすでに不満を出す時期ではなくて

次のステージに来ていると思ってください。

 

 

家族の座=ファミリーコンステレーション

その次のステージって何?

というのを体感される方が多いです。

 

 

 

 

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