家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

あなたが我慢しなさい。暴力が介在する家族の力関係

家族の座 ファミリーコンステレーションの現場から リアルな声や実例をご紹介


家族の座コーディネーターのりんりんです。

 
 
 

ダイヤモンドロゴス ティーチングという

リトリートに 定期的に参加しています。

 

そこで、先生のエミリオが言っていたことと

Kさんからのお便りのお話が 繋がったので、

ご紹介したいと思います。

 

 

 

怒りやすい父と助けてくれない母。そして受け身の私

 

件名:カッとなる親の子はどうしたらいい?

私の父は怒りやすい人で
ちょっとした気に入らないことがあると
すぐ怒り、そして怒ると手が出る人でした。

そしていつも私が怒られました。
母はそれを観ているだけ。


あるいは「あなたが我慢しなさい」と言って
私を助けてはくれませんでした。
あるいは、お父さんに謝りなさい。
と言われました。
私は悪くないのに。です。


今、母親になったときに
とってもカッとなった自分を感じると怖くなります。

あるいは、誰かとちょっとしたことで
あれ?もしかして私が悪いんじゃないのか?
と思ってしまう自分がいます。


家族の座ではこういうの
どうなるんでしょうか?

 

Yさんお便りありがとうございます。

 

こういうご相談は

実はとっても多いんです。

 

家族の座でだけではなくて、

育児相談でもよく聞く話です。

 

最近はDVという行為が

そもそも問題として取り上げられるようになってきたので

自分の行動はDVかそうではないか?

みたいなところを探ろうとする方もいます。

 

 

 

切り口はいっぱいありますが、

今日は、まず、そういう親子関係の中で、

大人になったあなたに送るお話。

 

 

 

子ども時代に、受けた親からの体罰。折檻

いつも怒っていた父(または母)

それを嫌だと思っていた私。

 

なのに、子育てをしているとふわっとそれが出てきて

嫌だった親に似てきてしまったと感じたり

自分が嫌になってしまうけど、止められない。

そんなとき、この記事がお役に立てると思います。

 

 

 

一番初めに言うと、そういうことはよくあります。

よくあるからOKではないけれど

自分を責めて終わらずやりようがある。

だから

責めず・籠らず・諦めず。一歩一歩進めるお話。

 

 

過去の似た記事はこちら

母のようになりたくないのに、似てきてしまう。を変えたい -

 

 

 

子どもだった私たちには、なすすべはない。

今日一番知って帰って欲しいのは、

 

子どもだった私たちはなすすべがない

 

ってこと。

 


小さいかった自分を思い出してください。

そもそもにおいて

子どもって親の元でしか生きられない。

それは、どんな人も実感としてわかるんじゃないかと思います。

 

 

 

その上で、

このYさんのご家庭は こんなことが起きていました。

 

 

 

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親がバイオレンス!そして守ってくれない

 

ここで大事なのは、いいか悪いかではないこと。

事実としてみてくださいね。

 

事実としてこの状況を

子どもだったYさんからみたらどうかというと

とってもしんどい。

 

 

 

お父さんの怒りの中には、
本当はそれはお父さんが自分で処理すべきこともあっただろうし
お父さんが間違っていることもあるでしょう。

 


でも、そんなお父さんにおかしいと言うと
手が出てくるとしたら 子どもは黙るしかない。

 


Yさんは黙るしかなかったってことです。

 

 

そして、そんな望まない状態から

もう一人の親には守ってほしいですよね。

 


だけど、守ってほしいと思ったお母さんは、
黙って見ていている。

助けてくれない。

なんなら「お父さんが正しい」と言っている。

 

 

繰り返しになりますが、
この大人がいいか悪いか、ではなく
今は、子どもだったご自身という立場から考えてみてください。

 

 

 

すると、見えてくるものがあります。

 

 

それは

私はこの人たちと成長するしかない。

(大人の今で言うなら、成長するしかなかった)

ということ。

 

 

悲しくなってしまうかもしれないけれど

それが、私たちの子ども時代です。

 

 

 

で。大人になった私たちは、

こんなことを言いたいですよね。

「親は大人なんだから、自分で自分の気持ちはなんとかしてよ!」

「ひどいよ」

 

って。

 

でも、それはまたちょっと別な話。

 

ひとまず、ここにとどまって見てください

 

私はこの人たちのもとで成長するしかなかった。

 

 

 

それからどうすする?

続きはこのあとに

 

 

 

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