家族の座ファシリテーター Urja(ウルジャ)です。
心のことが伴う問題=日常の困ったこと
=解決したいことをどう見ていくかを
不登校を例に見ていくシリーズ。
今日は、「話す」ことについての
メリットとデメリット。
「いろんな人に話したくなる」ときに
話すことはわるくない。
でも、話したら、楽になって変わるとも限らない。
楽になるのか、変わらないのか?
その分かれ道になる視点と、
「変わるための光の当て方」のお話。
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〜不登校(その1)〜何を正したら変わるのか?ー家族の座の視点 -
前の記事で見たのは、この2つでした。
まず、何したらいい?という視点。
もちろん、まわりと協力しながら
環境を作っていくのは必要だけれど、
ここだけ見ていてもいずれにしても自分の中から
べき論とおそれはやってきます。
こんなふうに
↓ ↓ ↓
子どものためになることを考えていても
自分の気持ちに重いものがやってくる。
悲しくなったり、不安になったり、怒りたくなったり。
このとき、このモヤモヤがカギになるよ。
というお話でした。
そんなとき、抜けるために
2つのポイントがあります。
1つは、
自分のネガティブな感情を
大事にしていい
ということ。
ただ、それを人にぶつけたり、
慰めを求めるのではなくて、
大事なことがあります。
↓
↓
↓
それが2つ目
その「感じていること」を
しっかり自分で感じること
なぜなら
「話すことで、軽くなる」からです。
頭の中が整理されたり、
言葉にすることで、自分の中の大小が見えてきます。
誰に話すか?
そして話しているあなたはどんなか?
それが違いを生む。
なぜなら
話し手が自分自身に目を向けていくための時間です。
聞く側も
聞いてあげるとか、役に立ちたい。というのとも違って
「話人の世界を本人の気づきに繋げていく」ための
技術(スキル)があった方がいい。
それがカウンセラーのいる意義でもあります。
もし、あなたがただ自分の中にあることを
吐き出したいだけだったら、
誰に聞いてもらってもいい。
でも、もし少しづつでも
自分のことを知ったり、現状を変えて先に進みたい
そういう気持ちがあるなら
それは、話す相手や場が
「そういう時間を作る」ものかが
大事になってきます。
ーー
家族の座は、
「起きていることをあるがままに見る」ワーク。
あなたが何を言っていたとしても、
ときにそこに「あるもの」と違っていても
「今あるもの」を目にしながら
自分に問いが向かっていきます。
そして、自分の嘘がない気持ちと感じることが
できるようになっていきます。
それは、脚色はしてくれないかもしれないけど
自分に嘘をつかない分、
自分と一緒にいることもできますよ。
語られた物語ではなくて
そこにある事実、をしっていく
そんな光の当て方があります。
ただまっすぐ、自分に問いを向けてみる。
余裕がない時こそ、
そんな時間を持ってみると落ち着くこともあります。
*11月の家族の座は「何が起きているの?」をみる
体験ができますよ。