家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

【インナーチャイルド】の新しい見方を自分の中で育んでいる途中の話。

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家族の座コーディネーター りんりんです

 

今、私の中で新しい見方を構築中だな。

と思っていることがあります。

それは、【インナーチャイルド】に対しての考え方。

 

インナーチャイルド自体は、

心理学で定義されている言葉で、

それはしっかり知っています。

 

一方で、世の中の使い方としては

いろいろな意味付けがされていて

手垢がついた言葉だという認識でいました。

 

 

言葉の定義がずれると、ややこしい。

だから私自身は絶対に使わない言葉としていました。

 

 

 

同じことをセッションで見ていても、

インナーチャイルドとは言わないで

セッションはできる。

 

だから遠巻きに見ていたのですが、

どう扱うか、少し変わってきた経験ができました。

 

その話に向かう前に、今日はこれまでの捉え方のお話。

 

 

 

 

思わず反応的に行動してしまう、根っこにあるものを知る大事さ



私は、自分の育児の軸をいつもの暮らしの中から見つけていく趣旨の

育児相談に限っては、無料で個別相談をしています。

 

それは、

育児は知ることで楽になるし、

気づくことで変わることが多いから

 

 

限界に行ってしまう前にちょっとした場所と、

自分がちょっとホッとするTIPSが知れるのも

大事だと思っているから。

 

 

そして【育児の軸をつくる】というコンセプトの相談の中で

一つの柱として「大事にしていること」を見つける。

というのがあります。

 

 

たとえば、

子どもに何度言っても、

 

出かける準備を始めるのが遅い。とか

ご飯を食べない。とか

着替えを手伝ってという。

 

 

そして

それを聞くと「私は」ものすごくイライラして、

声をあらあげてしまう。

なんなら手を出してしまう。

ということがあるとき

 

 

この、

あることにイライラして声をあらあげてしまう。

ことの下にある、大事なことを見つける。

 

 

なぜなら、子どもの問題行動はあまり問題じゃないからです。

たとえば、子どもがその問題だと思っている行動を

しなくなったとしても、

イライラはまた違う形ででてくるから。です。

 

 

 

子どもの言動が問題ではなくて、

大人側に、反応してしまうなにかがある。

 

 

そういうのを1つだけ取り上げて

反応してしまう原因を知ることで

変わっていくことも多いんです。

 

 

インナーチャイルドと「大事にしている」の2つの側面

 

一方で。

その大事にするというものは

多くの場合、裏側に痛みを持っていることもあります。

 

 

 

本当に好きで、大事にしている。という場合もあれば

 

こうしないと自分が認められない、生きていけないと思うような

過去の出来事があり、自動反応的に

大事にするために頑張っている。

という場合もある。

 

 

 

後者が痛い方で、

一般的にインナーチャイルドという言葉を使う方は

この痛さを認識している事がほとんどです。

 

 

 

たとえばいろんなセラピーやカウンセリングを受けていて

「ああ、自分の琴線はここにふれるな」というのを、

知っているという感じでしょうか。

 

 

 

 

「自分を満たす」を勘違いすると

 

 

最近は、心理学の用語が切り出されて

一般的に使われてくるようになった分、

つけている意味も使い方もいろいろ。

 

 

インナーチャイルドと名前をつけてしまうことで

本来そこを見ることで、解決したかったことが

むしろ執着する原因になることもある。

 

 

たとえば、子育てをする上で、

お母さんが自分を満たすのは大事だよ。

という内容のお話に、

こんなお声を頂いたこともありました。

 

 

私も、母親である私が
自分を満たすことを大事にしています!

私は私のインナーチャイルドを満たすのが
やっぱり大事だな。と思っています。


主人から、私がしょっちゅう子どもを叩くと、注意されるのですが、たとえ子どもを叩いたとしても、
私のインナーチャイルドが満たされるならそれを大事にしたい。


あるカウンセリングの講座を受けていて、自分の中のインナーチャイルドが傷ついているのを知りました。私が痛い思いをしているのに子どもにあたるのをやめるのは無理。

私は私を(私のインナーチャイルド)を満たしたい。
今はそれを意識して過ごしています。

 

 

この方が受けた講座は、

日常の感情がふれることのもとになる出来事と

それが起きたときに本当に言いたかったことを

書き出していくことで自分のビリーフを変えるワークを

3ヶ月に渡ってやっていくというものでした。

 

 

もちろん、人の気持ちはどんどん変わっていくし

基本的に人は成長していくものなので、

この方はまた変わっていかれているかもしれない。

 

 

そしてこの個人の方がどうこうというのではなく

このお話から見えてくることから言います。

 

 

見えてくるのは、

自分に傷ついた思いがある。

それをインナーチャイルドとして捉えていて

それが原因で、子どもにあたってしまうこともある。

だけれど、仕方ないのだ。と思っている

という主張です。

 

 

 

「自分を満たす」を勘違いすると

 

もちろん、ご自身で完結することであれば

誰に何を言われようともそれでいい。

 

なのですが、私が気にしたのはここ。

 

「子どもを叩いてしまうこともある」

どちらかというと常態化している

 

だけど

「私が満たされるなら仕方ない」

 

というロジックです。 

 

 

個人的には、勘違いのご自愛ではないのか?

という思いを持ちます。

 

 

 

教育としての観点から、

叩くのがいいのか悪いのか?

どう、どんなとき叩くのがいいのか悪いのか?

ではありません。

 

 

私の中に、私を満たすために

子どもを叩いてしまうことがある。

それを是とすることが問題です。

 

 

*このまんまのおはなしを
頂いた方にはお戻ししています。

 

 

で、

そんな勘違いは外でもたくさんある。

 

 

叩くというあからさまに問題と思う感じのものでなくても

たとえば、人との付き合いの中で、ドタキャンしてばかりを

自分を大事にすると言う話に持っていくなど。

(行為だけを捉えて、是非を言わないでくださいね)

 

 

それを生み出す原因のひとつに

インナーチャイルドという

ラベルをつけることもあるように

私は捉えてきていました。

 

 

家族の座で一番に守るべきは「子ども」です

 

 

じゃあ、是非をどうするか?

 

これは、何を目的とするかということで

考え方や、解決策にはいろんな切り口があります。

 

 

このブログは、「家族の座」のお話なので

はなしを家族の座の視点に戻すとしたら

家族の座で、一番守るべきなのは、子ども。

 

 

そうすると、子どもを守るために

「このお母さんに何が起きているのか」を見ていく

ことになります。

 

 

 

さて。そこから先は、また次回に。

 

 

そして

もし、あなたの中にも、なにか思い当たるものがあったら

家族の座を受けてみるのをおすすめしたいな。と思います。

 

募集中の家族の座はこちらから

kazokunoza.jp