家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

子どもは知りたい&知っている。本当の親と育ての親

 


家族の座ファシリテーター(&コーディネーター)
りんりんです。

 

 

前回の記事に、個別にいろんなご意見をいただきました。
ありがとうございます

 

前回の記事はこちら

精子提供で産まれたワタシは誰なのか?(朝日 AERAの記事から) - 家族の座 ジャーナル

 

 

 

 

どんなお話かというと
不妊治療から生まれた
血のつながりのない親から生まれた子どもの
精神的な喪失感のお話。

 


これをご紹介したAERAのネット記事では、
不妊治療の制度や倫理の問題として取り上げていたけれど

 

家族の座的には、
当事者親子の家族として、あるいは
1人の人としてどういうことが起きているのか。
をあらためて言葉にしました。

 

制度とは別に、その生まれた人の
1人の人としての尊厳、生き方があるのだということです。

 

今日はそこをもう少し。
血のつながりってなんで大事なの?というところから
みていきたいと思います。

 

 

血のつながりは、変えられないし、隠せない

 

 

初めに知っておいてほしいのは、
血のつながりは変えられないということ。

隠せないということ。

 

 


血というのが、家系(イエとして)のつながりと混じって
ややこしく感じる方もいるかもしれないので
言葉を変えると
遺伝子のつながりのことです。

 

 

 

それは、たとえば病気や、生まれ持った気質など
科学的根拠は?という人が求めるような
つながりがあるだけではなく、
それは気持ちの上でも影響します。

 

 

 

そして、

親が隠していたとしても

つまり、子どもが親との血のつながりの有無を
知っていても、知らなくても
生まれた子どもに影響します。

 

 

隠すことができないのです。

 

 

 

 

子どもは実の親を知りたい。そして違いがわかる。

 

 

これは、師匠ダソから聞いた話ですが

家族の座のワークに
「本当のお父さんは知らないけれど、
(育ての親はいるし、はっきりと聞いたことはないけれど)
どうも本当のお父さんがいるらしいので気になってきた」
というような方が参加されたりする。

 

 

 

お母さんが、不特定多数の人と性交渉を持っていて
どのひとが本当のお父さんか知らないし
私は会ったことがない。
という方が参加される場合もあります。

 

 

いずれもしていることは、

実の親探しです。

 


そして

 

いざ座を開いてみると、
複数いるお母さんと性交渉した男性の代理人の中から
この人がお父さんだという人が見つかります。
(この人だ。というのが、親子でわかる)

 


あるいは本当のお父さんを全く知らないけれど
代理人が、突然そのお父さんの名前が浮かんできたり
ああ!!と思ったりする。

ということがあるそうです。

 

 

これは、私がヘルパーとしてみてきた座の経験から言っても

そうなんだろうな。と思います。

 

 

 


科学がどうこうという話ばかりではなくて、
私たちは、血のつながりを

自分のエネルギーとしても知っていて

遺伝子をくれた親とつながりを持っています。

 

 

 

 

子どもには実の親を知る権利がある。

 

 

日本語で言うなら、
本当のお父さん
育ててくれたお父さん
みたいな言い方をすると思いますが、

 

 

本当のお父さん、はその子にとって、大事だと言うことです。
その人がどんな人か、に関係なく
生まれた子どもにとって、
その人の存在は、とっても大事。

 


純粋な事実として、本当の親という表現には、
血のつながりがあるかどうか

=遺伝子のつながりがあるかどうか。がすべてで、
その事実を事実として扱うことが大事。

 

 


そして、子どもは自分の
「本当の」親を知る権利があります。

 

 

 

 

ご紹介したAERA記事の中で起きている問題は、

そもそも本当の親でないことが「隠されている」

隠されていなかったとしても「誰なのかがわからない」

その両方、あるいはどちら方が介在していることから

起きている。と考えます。

 

 

 

 

隠すなかれ。堂々と伝える大事さ

 

 

育てた親が実の親でないことを

子どもに伝えている伝えていない

(=隠している、隠していない)に関わらず
起きてくる問題です。


知っているって、なんでしょうね、

魂レベルで知っているって感じです。

 


だからこそ、
繰り返しになりますが
子どもたちには、自分の親を知る権利がある。

 

 

 

あるのです。

ひとまず、そこを知ってほしいな。と思います。

 

 

そして、もし今、

ご自身が血のつながりのない家族関係があるという方だったら

そうはいっても。。。というお気持ちになるとも思います。

 

 

でも、わたしの師匠ダソやハリシャラン先生は、

「親が堂々と子どもに明かすこと」

が何より大事。と言います。

 

伝えてなお、家族は家族であるんですよ。

 

 

これについては、また次回。

 

 

 

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