家族の座 ジャーナル

変えられない&くり返す 自分の持っている無意識の行動パタンを、癒やしながら手放していくコンステレーションのすべて

嫌いな自分へのダメ出しを止める。コンステレーションの使い方

家族の座やコンステレーションについて、詳しく知りたい方に、リアルな現場の声をお伝えします。

 

家族の座 コーディネータの菅原陵子(りんりん)です。

 

 

前回の記事

今の自分は<そと向き>なので…?「本当の自分」ってなんですか? -

 

に、お便りをいただきました

 

 

自分をキライだってことに気がついた。

 

件名:自分なんて、って思ってしまう私はどうしたらいいですか?

 

りんりんさん、こんにちは。
はじめてお便りします。

りんりんさんがやっているワークショップに参加したことがあるNです。私が参加したワークショップでも、りんりんさんは、いろんなワークを取り入れていますよね。



参加したときに
「こんな自分がいるんだ」と思って帰ったのを思い出しました。


私は、起業したいと思っていて、もう長いこと起業塾に通っています。そして、気がついたらいろんな知識はあるけれども、実際にはまだサラリーマンをしています。


今日、これを書こうと思ったのは、ブログに書かれているワークショップの方と同じ自分に気がついたからです。私も、何か発言することになると、つい「どう見られるか」が気になってしまいます。


これは起業塾でもおんなじで、稼げるようになっている人を見ては、すごいなー。と思うし、そういう人と比べて自分ってダメだな。と思うこともある。あるいは、同じくらいにはじめた人を見ては、なんだか安心したり、
焦ったりします。


そして、そんなことを思ったら、気づいたことがありました。私、この起業塾の人たちを実は信用していない。ママ起業家の集団なのですが、「ここは心をゆるして過ごせる仲間がいない」って思っています。最近アトピーがひどくなってきたというか、起業塾に行くたびに痒くなる原因がわかった気がしました。

それでも抜けられない。
抜けるのもこわいです。
そして、人と比べたり、怖くて抜けられない自分が嫌いです。


まとまりがない感じになってしまったのですが、
自分が嫌いなとき、嫌いな自分はどう受け止めたらいいですか?

 

Nさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

ブログの記事を読んでいただき、とてもうれしいです。

ワークショップへご参加いただいたこともあるのですね!

 

 

そして、Nさんのお便りには、
いろんな思いが詰まっているなあと思いながら拝見しました。

 

・起業したいと思って、起業塾に入られている

・起業しながらサラリーマンでもある。

・人からどう見られるのかが気になる。

起業塾の人たちと自分の位置(?)を図っている

起業塾の人たちを信用していない(と気がついた)

起業塾を抜けたいけれど怖くて抜けられない

 

そして

・そんな自分は嫌いだけれど、

 そんな自分との関わり方を知りたい。

と思われている。

 

 

何をどうというよりも、まずはじめに、

「そんな自分に気がついた」ことを

祝福していただけたら嬉しいな。と思います。

 

 

なんて。

そんなことを言ったら拍子抜けでしょうか?

 

 

解決しても満たされないかもしれない思い。

 

Nさんがたくさん書かれているように

物事はいろんなことが絡み合っていると思います。

 

そして、何かにフォーカスして解決しようとすると

多分、いろんな解決策を言ってくる方がいると思います。

 

 

たとえば、

起業したけど思うような収入が得られないと思われているとしたら、

たとえば、コンサルの人、お友達、あるいはカウンセラーなどは

次のようなことを指摘してくるかもしれません。

 

起業塾が悪いから稼げない(属している組織や人の優劣)

・行動が足りないからだ(行動量)

・表現の質が悪いからだ(行動の質)

・お金を得られるマインドがないからだ(マインドブロック、メンタル)

 

 

どれもなにか原因があり、それを変えたら解決するだろうという考え方です。

私達が長いこと学校や社会で習っているのは、

「課題を見つけて解決する」方法なので

どれを言われてもなんとなくフィットすることがあると思います。

 

 

でも、今Nさんがお便りをくださったのは、

「そんな事はわかっていて、それでもしっくりこない」

みたいな感じじゃないかなと思います。

 

 

そして、私も、

もし、先に上げたような具体的な解決策をしたいのであれば

どれからはじめてもいいと思うのですが、

長いこと起業の場に身を置かれている事を考えると

ここに来るまでに、もう十分いろんなことをされてきた上で

どれをしても「うっすらとした解決しない感」を

お持ちなのではないかな。と思いました。

 

 

自分をロボットみたいに修理する
悪いところをなおす。ではない方法を選んでみるタームなのかも



「自分なんて」という思いがあるとき

多くの場合は、人は物事を全体で観ることが出来ていません。

どちらかというと「部分」で見ている。

そして「部分」にとらわれて生きていることが多いように思います。

 

 

 

そして課題と解決は、まさにこの「部分」を見ていく考え方です。

だけれど、それらがそのようなときに

Nさん自身は、何が起きたらいいのでしょう?

 

不思議なことなのですが、課題から目を離したときに

これまでと違った日常がやって来ることがあります。

 

 

 

そして、課題から目を離せなくて

どうしても囚われてしまう自分がいるとき

そんな自分のベースに何があるのか

(何がそういう自分を作ったのか)を見る方法は

いろいろありますが、こういうとき、ムダな痛みなく見れるのが

家族の座 コンステレーションだと思います。

 

変わりたいと思うとき、買われない自分の原因を

トラウマのように扱うと痛いですよね。

家族の座は、痛みをヒリヒリと感じておさまるのを待つのではなく

そこに癒やしがあるなと思うからです。

 

 

 

で。

 

今、Nさんは、

「いろんなことがあって、キライな自分がいるのがわかった」

というところにいます。

 

 

それはキライな自分で、居心地わるい。

だから解決する。

ではなくて、

そういう自分がいる。そのうえで、どうしたいのか?

を考えたり、そこに「あるもの」をまずは見ていく。

というのをおすすめします。

 

 

いずれにしても

そんな自分に、キライ。とジャッジをしないで、

そんな私がいるんだな(ふむふむ)

じゃあ、何が起きればいいかなって見てみてください。

 

 

どうしても、つい解決したくなってしまうのは

人の常なので、

そんなときはコンステレーションをおすすめします。

しつこいんですが、解決の前に事実をしっかり把握すると

思い込みにのまれず、スタートに立つことが出来ます。

 

 

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kazokunoza.jp

 

 

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